【十干】高島易による、知っておいて吉

⑨壬 みずのえ(水の兄)ジン・・・陽気万物を養うの義  壬は「妊・はらむ」の意がある。冬のあいだ、やがて来る春の為に草木の根や種子が土中に保ち、耐えている状態を表す。四季では草木枯れる冬です。

 

人物に例えると、円満な性質で、ちょうど水が四角や丸い器に従うように、どんな場合でも調和を欠くことがなく、こころが広く、親切で同情心に富み・人との付き合いも大事にする人です。 世話好きで他人に尽くしなすが、情に流されて自分の本文を失う傾向アリ。難関を突破するというような力には欠ける。依頼心も強い、それゆえなまけものと見られがち。

 

十二支では、”子”に相当する。

 

⑩癸 みずのと(水の弟)キ・・・癸は揆(はかる)の意。草木の精が陽気になり、春をまじかにして、萌え出ずるべき用意をするの意。四季では、晩秋で、霜をいただきながらも、土は既に春の近いのを知っている。

 

人物では、思慮に富、才能に優れて博識です。真面目な努力家で苦しい事にも耐える、芯の強さを持っている。 正直で実直な人柄であるが、柔軟性や融通性に欠け、心が狭く、他人の意見などは聞かない、無視して自分のやりたいように進める独りよがりな性格。気が短くすぐに喧嘩腰になり、社交性に欠ける。極端~極端に走る傾向あり。

 

長所を生かし、性急に結果を求めない事。温かい人間関係をつくれるようにすれば幸運を招く。

 

十二支では、”亥”に相当する、

 

壬の子はおれの父である。字のごとくである。家族の関わりに対しても善意を言葉で伝える事に億し、己の本分を失っても尚、我を通そうとしている。自己肯定の域に気づかない限り、孫子に「因縁」を残すことになる。これは「遺伝子情報」として継がれていく。理 があることは、科学的にも証明されている。

 

癸の亥は同じ職場にいた。この人もまた、義の如くのひとでした。オレにとって、この人はどのように関りを保って、仕事に支障のでないような自己保身をじっくりと、修行させられた、いわば限られた出会いであったと今でも残っている。オレは「機」を待ち、気をとらえる精神力が試された。まもなくこの人は、積雪のカーブで車ごと横転した。「首」の怪我があり、回復するのに時間を要した。

 

「十干」の巻は終わりです。普段、ここまで調べて観る事は、少ないです。今回の企画でとても深く学んだのはオレ自身でした。10月の「運勢」に活用してもいいのかな?本音の心境です。

 

天の気 地の気 人の気はいよいよ後半を迎えます。2019年2月3日まで柔軟性、協調性を修養することで、新しき時代(年号の変わります。)、まさに新しきシンボルのエネルギーを頂くことになります。

 

つづきます。