【一白水星】高島易による7月の運勢

一白は六白金星の宮に入っている。「乾宮」と言って、中宮の宮「五黄土星」よりも強く 父 君主 裁判官 社長などをシンボルとする。熟成運の意である。

 

強運を手に入れるには、自然の流れに身を任せるのが安全。一白は「水」をシンボルとする。水は流れる 流転する 溶ける 溶かす 等を意とする。金は水の中にある。「雨降って地固まる」月で、今までの難儀が好転してチャンス到来。大きな財を動かすこともある。目上の引き立てもあり人脈も広がる。金運は良好なので、宝くじ購入もあり。車での移動はスピード違反に注意すること。

 

反面強い宮に入っているということは、いつもより周囲に敏感になる事。親族や仕事の人間関係で軋轢が生じるかもしれない。何気ない言動が 誤解を招きかねない。このトラブルが原因となり これまで築いてきたことが水の泡になってしまうかもしれないので、注意。一白は周囲に潜む問題を見落とし、気づきにくい面があり、7月、しっぺ返しがある。

 

この問題は5月 6月には既に見えていたはずだが?万が一問題が発生したときは、蜘蛛の子を散らしたように、人がいなくなる。  

夏風邪に注意。

 

吉日・・・7日 14日 16日 23日 25日   注意する日・・・4日 

9日 18日 、21日 

 

一白は思想家でもあり、弁はたつ、その分あらゆる雰囲気は全て自分次第であることを忘れず、いつでも自己反省が重要である。一見しつこい面もあるが諦めも早い。特に2018年は北西に位置している。ここは君主の座であるので、諦めてしまうと再びチャレンジすることは難しくなるからです。

 

全てを許すほどの広い心がなくてどうしますか!「水」そのものは、自らの力では動けない。流れ 風 傾斜など 他のエネルギーが必要である。孤独星ともいわれる由縁です。人間関係が自分を認識できる要だということを大切にすること。

 

 

時代と言う流れ「水」は、大和朝廷平安時代鎌倉時代、織田 豊臣の戦国時代、そして 荒地のスタートとなった徳川の江戸時代。長きに渡る「時」は遺伝子さえ変えてしまう程の「慢心」を育ててしまう。独自の文化を育んだことも恵みであったろうが、今、この21世紀を迎えたオレ達に、その「つけ」が回っているとは、家康様も、想像だにしなかったかもしれない。かみさまのみ知ることぞ。

 

明治、大正、昭和、平成、こうして立ち止まってみると、「時代」という巨大な生き物が存在するかな?と感ずる。

 

人間の誕生、存在周期、パターン、エネルギー等々を明らかにしたのは、「ピタゴラス」だということを本で読んだことがあります。物質と精神との関連性を見出し、「数字」のパターンを発見したとも書かれてあった。

 

今、記していることは 九星学という側面にペン先を当てていますが、「運命システム」の基本はやはり「数」だと考えます。姓名学も同様のことです。

 

この国は細やかな季節感に覆われている。植物は人の心を投影するもの。「鷺草」、白くて小さな鳥が飛んでいるような花の名。どなたが命名したのでしょうか!最近は乱獲により、自生種は絶滅状態とか!夏の高原には「日光黄菅」が長い間、眼の保養となります。今回、初めて「夕菅」が あると知りました。夕方に咲いて翌日の午前中にとじる。そこからこの名がついたと言われるそうです。「秋」の季語だとあります。

 

以前勤めていた庭に、「沙羅の花」。白い清澄なはなで、その名を知っている人はいなかったので、調べたところこの名にであったのです。

      濡縁に夕べのひかり沙羅の花・・・藺草慶子

 

つづきます。

【九紫火星】高島易による7月の運勢

「九紫火星」は中宮に入っています。我慢のひと月、人々の意見を聞いて。静観の月です。  同じ考えを持った人と意気投合。長い付き合いができそうな予感がするが、縁を築ける人は常に挨拶ができる人です。主役になり功績を上げるチャンスが巡るので、今までの自分を信じて待つこと。九紫はもともと、優しく繊細な心をもっている。微笑むと誰もが心をつかまれる。人格が整ってくると、九紫は誰にでも好かれ大きな成果を残す。但し感情の激しさと好き嫌いの厳格さ。7月はこれをコントロールできれば、最高のひと月になる。

 

生ものや古い食品は「食あたり」の原因をなるので注意。炎天下では日よけ対策を。

 

吉日・・・8日 15日 17日 24日 26日  注意する日・・・1日 10日 19日 28日

 

暦も折り返しです。2018年の九紫は落ち着いてゆったりした気分で生活することがなによりも大切な年です。生活リズムの速度を落としながら、落とすことで2018年の運気が上がり、2019年へと繋がります。モデラートです。

 

2018年は今まで見えにくい一面が表面に出てくる年。しかも7月は中宮で、年も同じ位置ですので、「膿」が出てきそうです。なぜなら、オレ達は「天道」によって、生まれ その理由を知り 内在する障害を知り、己のもつエネルギーを成熟、つまり中庸へと導く旅だと、古代の人間からの贈り物として受け取ったのです。

 

「我々は人生においてしばしば、さまざまな姿に変装した自分の分身と出会う。  カール・ユング

 

旅をするとき、目的とナビがあると風をよみ、角を識る。

 

『展望と開運 2018年・・・村山幸徳著』  『魂の目的 ソウルナビゲーション・・・ダン・ミルマン著』参考書。

 

    睡蓮やまづ暮のいろ石にあり・・・加 藤 揪 邨(かとう しゅうそん)

      (池に良く似合う葉と小さめのはなをみると、おやゆび姫とかえる 

       もぐら つばめなど、物語がみえるようなだ)

【子どもと保育園、保育士 】変化にきずかない振りという現実

人間は60兆の細胞によって生命が維持されている。大きくは「からだ」「こころ」にわけられている。人間たらしめる理屈は人それぞれである。アドラー心理学における全体像は次の通りです。①自己決定性(自ら運命を創造するちからがある。)②目的論(行動には、その人特有の目的がある。)③全体論(矛盾した心をもつ生き物ではなく、いろいろな面を内包して成り立つ存在。) ④認知論(自分流の主観的なとらえ方で物事を把握している。) ⑤対人関係論(あらゆる行動には、相手が存在する。)そして 「勇気づけ(自分や他人に対して困難を克服する力を与える)」「共同体感覚(居場所がある、信頼できる 役に立てると思える場で生きている感覚)」の軸がある。

 

世の母達は「望まれた出産」は36%、「意図しない出産」は36% 、そして「中絶」は25%となっている現実を知っていますか。望まれた出産が意外と少ないことに気づかされます。アメリカは「望まれた出産」は66%になっていて、日本の2倍近い。日本での「不妊症」で悩むカップルは10%~15%と言われている。

 

「なで?」だろうか。特に望んだ出産でないときは、協力体制がとりにくい、夫婦関係がよくならなくなる、育児ストレスが強い、などによって、自分の個人的な欲求を実現することが優先され、子孫を残すということは選択的なテーマになる。

 

公園デビュウをしたはいいが想像だにしなかった日本特有の「集団になじめない人はいじめにあう」、または耐える。すると子そだてどころか、孤立の不安が子どもに向けられることになる。 園でもいます。衛生面 食事 タッチケアが不十分なままの生活の子どもいます。3歳未満の子どもは心配です。4歳以上の子は、周りから冷やかされたり 指摘を受けたりすることもあるので、親に訴える事も出来る。オレは1歳じクラスを持った時、毎日のように沐浴をする、着替え、時には洗濯、こまめなおむつ替え、等々を続けたことがある。(この時も園自体の取り組みとして進めることがポイントになる。)あつくなり過ぎて保護者の方と喧嘩腰になったときもあるほどです。(この時、最も大事なことは、園長 保育者間の相互理解に努めているか?です。)

 

今「育児中の親には気楽なたまり場、其処へ行くと辛さをわかってくれ、同じ悩みを抱えた人もいる、うまく愚痴をこぼしたり励ましたりできる「たまり場」が緊急に求められていると考えます。家庭や園での虐待やパワハラがあるとしたなら、母親 保育者個人だけの責任とは言い切れない側面があると考えます。

 

「子ども時代に受けた負荷」が親になったときに、問題点として持ち越しされるという問題があると、専門家も警鐘をならしている。

最近聞くことが少なくなった「アダルト・チルドレン」(ĀC)。オレの場合、川で拾われてきた子だと言われたことで、特に母との関係が今でも、無意識のどこかで「こっち」を観られているような錯覚になり、葛藤することもある。「いい子」を演じてきた一面もあり、逆に「いい子」にしていないとまた どこかに連れていかれるかもしれない、それならば、いっそのこと川に行って死のうと思うと、悲しすぎて涙が止まらず・・布団をかぶって・・眠ってしまう・・・。

 

ユングは「心は昨日や今日できたものではない! その年齢は何百万年を数える。と言い、人間の遺伝子を通じた、個体を超えたつながりの世界を可視化しようとした」。これに留まることはないであろうが、いつかオレ達にも理解できる「時」がくると祈ります。

 

「親子ストレス・・汐見稔幸著」「アドラー心理学・・岩井俊憲著」参考。

 

つづきます。 

布団をかぶり・・・そのうちに眠ってしまう。

【子どもと保育園、保育者】変化に気づかない振りという現実 その六

園では、ノロウイルスに感染した子 熱 肺炎になったとか、対応に追われています。4月入園した子はようやく慣れて来たかなと、保護者も安堵したところだったと思います、在園児も慣れてきたことで個々の多様性を現わすようになり、にぎやかです。

 

3歳児クラスでは、一組の女の子が手を繋いでいて何をするにも「一緒」です。3歳児はお母さんとは丈夫で良く伸びる「ゴム」のような繋がりの元で、少しづつ「自立」へと成長しています。4歳児になると、ゴムは自然と本当に自然となくなっていきます。「親子の信頼関係」が安定していればいるほど、「自分だけの友達」関係へと成長していきます。「個人差」があるので一様ではありません。特に3歳児から4歳児は「大好きな夢ちゃんが一人いる」と幸せです。

 

反面、言葉 体 など達者な子の「元気」が出てしまい、「どうして おこられたかわかる?」と 保育者に言われる。子どもはこの言葉の「意味を理解できない」、考えたり 観察できるレベルの「脳」の発達に至っていると、想像できますか?何といえば先生が「いいよ」と言ってくれるかをじっとして、待っています。誰かの顔をチラリと見ると「どこ見ているの」と言われることが多い。オレはなるべくポジテイブな言葉を代弁し「大事ね」と結んで、済ませる。子どもはうなずいて次の遊びに移行する。体の動きを脳が命令する頃には、さっきの事は、風と共にさる。

 

「土」のある園庭でのこと、毎年「団子作り」競争が始まる。大きい子が中心となるが、中には見よう見まねで挑戦しているやる気満々の子も。土と水 握る時の力加減 粘る力など、多くを課題としなければならない。・・翌日確認の為、一直線。土の中に埋めているのだが、本人にしかわからない秘密基地があるはず。・・そうっと、そうっと慎重に・・もし手の上で、元型が残っていた時には、跳ね上がって喜びます。園長先生が綿の上にそうっとねせてくれた時のあの 瞬間は金メダルほどの宝になっているはずです。  もし駄目だった時は再挑戦。更なる完成の為に、「乾燥」期に入ります。此の時点で崩れることも多々。

 

この「団子つくり」は子ども達も「科学の世界」にどっぷり間違いなし。もう一つあります。時期になると「あおむし」が大量発生します。ちょうか?、がか?・・子ども達に一応説明はしますが、お家の人と相談の上、「〇〇ちゃんち」にお引越し」と相成ります。(園長先生の許可を取り、虫や子どもの様子をみてもらいます。)・・この子は3歳児クラスだったと思い出します。「生物 ・ 生態学」の研究ですね。

 

話題を変えます。2011年「大津市中二いじめ自殺事件」、この事件後「ガイドライン」の策定からわずか1カ月後、2017年4月に仙台市の中学校で二年生の男子生徒が「いじめ」を苦に自殺する事件が起こりました。学校と市の教育委員会の問題、園で保育士の「暴力」に対して保護者の方々が立ち上がった例、最近では神戸の教諭の事件。

 

「脳」の仕組みを踏まえて「親子ストレス・・汐見稔幸・平凡社新書」参考。

その家の第一子が生まれると、親戚一同 ご近所さんも招いて「おふるまい」をする伝統があった。呼ばれた人は中ぐらいのレベルの出で立ちでいらした。足つきお膳のおでましです。オレも長女が生まれた時は同様のおふるまいをしてもらったものです。

 

子は「授かりもの」と言っていたからだと思うと同時に、昔は子どもの他界 母親が「産褥熱」でご他界することは珍しいことではなかったからでしょう。今は「選択」する時代になりました。少子化時代・・女性の場合「生んでみようかな。」と望まないことが大きな原因の一つ。女性の権利の一つになってきたのです。

 

そして子育ての過程に於ける「育てる」ことへの、ストレス 虐待 死が関わってきたことが大きな問題です。結婚 離婚 内縁関係 が要因の負の現象が社会的に問題を抱えています。結婚をしている家庭でも我が子に虐待をしているとの告白もあるのです。もう一つ、「公園デビュウ」によるママたち集団内の「いじめ」。

 

「梅子黄なり」(うめのみ きなり)・・梅の実が熟して色づくころの意。梅雨入りの事を「栗花落」(ついり)と言って、栗のはながしとしと降る雨の中、咲くの意。

 

     梅雨の月があって白い花・・・種田山頭火

     菜の花のひかりめざして船帰る・・・オレは魔女

     みつばちや白詰草の遠き友・・・・・オレは魔女

 

つづきます。

【子どもと保育園、保育士】変化にきずかない振りという現実 その四

徒然草  第15段   しばらく旅に出るのは、いいものですよ。心が晴れ晴れして、きっと新たな発見を与えてくれるでしょう。』 梅雨入りしたところも、これからと言う地域も。「雨」に関する「季語」が多いと聞きました。

 

「春雷・・春の訪れを告げる」  「穀雨・・作物にとって恵みの雨」  「瑞雨(ずいう・・穀物を育む」  「甘雨(かんう)・・草木をうるおす」  「春霖(しゅんりん)・・春の長雨」  「催花雨(さいかう)・・花に促す」  「菜種梅雨・・菜の花が咲く頃」  「卯の花腐(うのはなくた)・・長く降り過ぎて花が腐ってしまう」  「百穀・・多くの穀物を更に潤す」。などです。

 

園に於いて「あらっ?」と気ずいてふと眼を向ける場面が時々あります。一人の子が特定の「子」に対して、引っかこうとしたり 前置きもなくおもちゃを取り去ったり 体を押したり 理由が不明な追いかけ などです。年齢はいろいろ、歩行がやや安定してきた頃から、おおよそ6歳位まで。

 

明言できる理由はありませんが、ただ、次のように書かれた文があります。「ごく普通の大学生たちでさえ、強い権力を与えられた人間と、権力を持たず、従順に従うことを強いられた人間とに分けられ、そのまま同じ空間にいることで、次第に理性の歯止めが利かなくなり、暴走してしまう。・・誰であっても、システムと状況次第で悪魔になりうる、そして、正義いう名の一種の脳内麻薬の中毒になってしまうということがわかります。」「ヒトはいじめをやめられない・・・中村信子」「いじめられやすい人の特徴として、身体的弱者(体が小さい人 体が弱い人 太っている人 など)、空気が読めない人(人柄 性質など)と。大きな意図もなく、集団の和を乱してしまうような言動をとってしまうひと。」

 

そして、次のように言われてしまう。「おまえにもいじめられる原因があるよ」「おまえがそうさせるんだろう」と。「教師 企業 地域でも同じような「いじめ」があり危険です。本人は自覚がないことが多いので、改善することが難しいのです。」と。

 

均一の社会であればあるほど。この度の大学の問題にしてもしかりです。園では非常に残念過ぎる事ですが、神戸の教諭の事件に似たようなことが起こっているのです。同じ「子」が泣いている現実もあります。オレは同じ姿勢を保てないことについて、注意されたことがあります。辛い日々でした。また、空気が読めない傾向もあると言われますので、目障りなのだという理由なのです。

 

時期も見られると言われます。5月6月、  10月11月は日照時間が変わる時期にあたり、セロトニンの合成がうまくできず、分泌量も減るため、結果として不安が強くなる。  男女では、男性のほうが多いため 攻撃性の高まりを感じる人が増え、衝動性障害に悩まされる人が増えるともいわれています。

 

親 教諭 保育者はこうした見えないことを学び、よく見る、互いにと言うことに気ずいていく 謙虚さ求められているように感ずるこのごろです。

 

「Ⅴ・E・フランクル」・精神医学者 実存主義者と言われている。「夜と霧」「死と愛」「それでも人生にイエスという」など。

 

「私は、まさに強制収容所の体験を通して、ほんとうに大きな人間に成長したたくさんのケースを知っています。・・・私たちが時間の中で創造したり、体験したり、苦悩したりしていることは、同時に永遠に向かって創造し、体験し、苦悩しているのです。」

フランクルの言霊です。

 

つづきます。

 

 

 

 

【子どもと保育園、保育士】変化にきずかない振りという現実 その参

徒然草兼好法師」  序段「つれづれなるままに・・・・・」

{これといってすることのない、自由気ままな時間に、心に浮かんでくるつまらないことを、とりとめもなく書き続けていると、妙に気が狂いそうになってくるのです。}

 

誰もが一度は通過する古典です。なんのことかと言うと・・<体は自由になったけれども、心にはぼんやりした不安がある・・・いやそれ以上に、得体のしれない焦りに追い詰められ気が狂いそうだ、と包み隠さず告白しているのです。>と書かれてあります。

 

 

ひとの思い、情感というものは 今も昔も大差ないようです。  「なぜ変わらないのか?」という思いも自然に湧いてきます。「ヒトはいじめをやめられない・・・中野信子署・・小学館新書」より      「集団生活では、向社会性の高まりと同時に、集団を守るために、逸脱者を集団で排除しようとする「オーバーサンクション」が起こる可能性が高くなり、そこに誘発されて起こる攻撃の行動が「いじめ」につながる。これは、発生しにくい国と発生しやすい国があります。その違いはどこにあるのでしょうか?・・・この現象が起こる時には、まず逸脱者の特定が必要になりますから、その前段階として、逸脱者を見つける=検知するプロセスが必要になります。検知する脳の思考プロセスを「裏切者検出モジュール」と呼んでいます。・・・日本人は逸脱者や逸脱候補者を見つけがちな国民性があり、その点でサンクションが発生しやすいと言えます。」とあります。

 

「安心ホルモン」と呼ばれる「セロトニン」が多く分泌されているとリラックスしたり、満ち足りた気持ちになり、セロトニンが少ないと、不安を感じやすくなると言われています。・・・脳内の働きに作用してくる。量が減ると、情動が抑えられなくなり、適切な行動をとるための能力が低下する。」と。

 

ようするに日本人は「遺伝子」として「いじめ」の素因があるということです。対策は❓多少のリスクがあっても、あまり気にせずに、楽観的で大らかな振る舞いをする人になることです。いつごろから?・・・日本人の不安症と勤勉さは約400年前。徳川家康が亡くなったころからというデーターがあるそうです。

 

最後に兼好さんにお尋ねしてみます。{原文・・・よろずのたがは、なれたるさまに上手めき、所えたるけしきして、人をないがしろにするにあり。」・・・男女老若は礼儀正しく人に接すること。失敗は自分の得意げな態度をして、人を侮って軽んずることからおきる。}と言うことらしいです。「第233段」

 

自律。オレも人生の大きな課題です。

 

つづきます。

【子どもと保育園、保育士】変化にきずかない振りという現実 その弐

 幼保連携型認定子ども園の役割。今の時代のお子さんを通わせている、保護者の方々にとって大まかな園の特色は園から配布される「お手紙」によって知ることができると思います。その月の行事はその月のカレンダーに記入されていくが、「理念・月のねらい」などは読まれたとしても、特に、気に留めないのではないでしょうか。大きく重視する点を記します。

 

「乳幼児期の教育及び保育は、生涯にわたる人格形成の基礎を培う重要な役割をになっている。これらを踏まえ、その間の子どもの健やかな発達を保障することを目的としています。」   「乳幼児期の教育及び保育は、家庭とそれ以外の施設等で行われ、両者が連携、連動し効果を上げることが望まれます。また、幼保連携型認定こども園には、家庭や地域とは異なる独自の働きがあり、ここに教育及び保育の内容を豊かにする視点があります。

 

家庭・・・愛情としつけを通して心の基盤を形成   家庭以外の施設・・・家庭に代わって保育する場  家庭では経験できない世界の豊かさに出会う場   

地域・・・様ような人々との交流を通して豊かな体験が得られる場   さらに遊びの重要性、小学校との接続、保護者の変容等が挙げられています。」

 

内容・・・「健康」「人間関係」「環境」「言葉」「表現」の5領域にわたって示されています。   「ねらい」その1・「心情」は、目に見えない心の育ち   

その2・「意欲」は、外に向かってやってみたいこと   その3「態度」は、その行為を安定して持続させる力の基礎   とあります。さらに、 その4「体験」は、子ども自らが行うこと(生活全体を通じた「体験」を重視しましょう。)『参考図書 教育・保育要領 サポートブック・・・保育総合研究会 監修  世界文化社発行』。

 

大まかすぎますが、こうしたことを踏まえて保育が展開され、一日一日を終えていきます。こうして読んでみると、「うんうん、そうだその通り」と感じられます。

 

お誕生日がくると「2歳」になる保育室でのこと。オレが入室すると真っ先に走り寄ってきて、オレのほっぺたをつねる男児がいます。また、みみたぶを小さな指でこする男児、全速力で走ってくる子、眼で凝視している子、手を振る子など、「個」が感じられる一場面です。良し悪しは関係ないと、うけとめています。自分の気持ちを言葉で伝えることは、まだ十分な時ではありません。トイレットトレーニング完了の子はまだいません。紙おむつ ズボンの着脱は自分でやろうとしています。一日ごとに自分でという気持ちが、育っていきます。

 

「十人十色」。当たり前のことです。しかし、現実は少し異なる事柄を大人に対して発信しているように、感じられることが多々あります。

 

6月1日(金曜日)。オレは鳥肌が立つような再会をし、感情を抑えられない事がありました。「もしゃもしゃ   中村牧江 さく、 林 健造 え・・・こどものとも1998年7月発行」。オレは花の20代も終わろうとしていた頃、「絵」についての概論 手法 観方 発達などなどについて、林先生の講習を何度か受けたり、本を読んだりしました。オレは熱中していたのです。

 

子ども達によって、なんどもなんども ページをめくられた皺があり、所々に「なおして。」と子ども達の言葉がにじみ出ている「絵本」でした。ほんとうに嬉しかったです。まるで「人の一生を」描いたような深ーーい絵本です。

 

つづきます。