【子どもと保育園、保育士】変化にきずかない振りという現実 その四
『徒然草 第15段 しばらく旅に出るのは、いいものですよ。心が晴れ晴れして、きっと新たな発見を与えてくれるでしょう。』 梅雨入りしたところも、これからと言う地域も。「雨」に関する「季語」が多いと聞きました。
「春雷・・春の訪れを告げる」 「穀雨・・作物にとって恵みの雨」 「瑞雨(ずいう・・穀物を育む」 「甘雨(かんう)・・草木をうるおす」 「春霖(しゅんりん)・・春の長雨」 「催花雨(さいかう)・・花に促す」 「菜種梅雨・・菜の花が咲く頃」 「卯の花腐(うのはなくた)・・長く降り過ぎて花が腐ってしまう」 「百穀・・多くの穀物を更に潤す」。などです。
園に於いて「あらっ?」と気ずいてふと眼を向ける場面が時々あります。一人の子が特定の「子」に対して、引っかこうとしたり 前置きもなくおもちゃを取り去ったり 体を押したり 理由が不明な追いかけ などです。年齢はいろいろ、歩行がやや安定してきた頃から、おおよそ6歳位まで。
明言できる理由はありませんが、ただ、次のように書かれた文があります。「ごく普通の大学生たちでさえ、強い権力を与えられた人間と、権力を持たず、従順に従うことを強いられた人間とに分けられ、そのまま同じ空間にいることで、次第に理性の歯止めが利かなくなり、暴走してしまう。・・誰であっても、システムと状況次第で悪魔になりうる、そして、正義いう名の一種の脳内麻薬の中毒になってしまうということがわかります。」「ヒトはいじめをやめられない・・・中村信子」「いじめられやすい人の特徴として、身体的弱者(体が小さい人 体が弱い人 太っている人 など)、空気が読めない人(人柄 性質など)と。大きな意図もなく、集団の和を乱してしまうような言動をとってしまうひと。」
そして、次のように言われてしまう。「おまえにもいじめられる原因があるよ」「おまえがそうさせるんだろう」と。「教師 企業 地域でも同じような「いじめ」があり危険です。本人は自覚がないことが多いので、改善することが難しいのです。」と。
均一の社会であればあるほど。この度の大学の問題にしてもしかりです。園では非常に残念過ぎる事ですが、神戸の教諭の事件に似たようなことが起こっているのです。同じ「子」が泣いている現実もあります。オレは同じ姿勢を保てないことについて、注意されたことがあります。辛い日々でした。また、空気が読めない傾向もあると言われますので、目障りなのだという理由なのです。
時期も見られると言われます。5月6月、 10月11月は日照時間が変わる時期にあたり、セロトニンの合成がうまくできず、分泌量も減るため、結果として不安が強くなる。 男女では、男性のほうが多いため 攻撃性の高まりを感じる人が増え、衝動性障害に悩まされる人が増えるともいわれています。
親 教諭 保育者はこうした見えないことを学び、よく見る、互いにと言うことに気ずいていく 謙虚さ求められているように感ずるこのごろです。
「Ⅴ・E・フランクル」・精神医学者 実存主義者と言われている。「夜と霧」「死と愛」「それでも人生にイエスという」など。
「私は、まさに強制収容所の体験を通して、ほんとうに大きな人間に成長したたくさんのケースを知っています。・・・私たちが時間の中で創造したり、体験したり、苦悩したりしていることは、同時に永遠に向かって創造し、体験し、苦悩しているのです。」
フランクルの言霊です。
つづきます。