ジョジョ・・・吉良とねこ

吉良吉影は意外にも「ねこ」が好きだ言う。オレが小学生のころ家にねこがいた。いつ どこからきて住み着いたのか覚えていないが 時折縁の下から赤ちゃんねこの泣き声が聞こえる。縁の下を覗くと 生まれて間もないであろう目をつむったままの子猫が母さん猫を探しているような声で鳴いているのを 見ていました。この子猫達はオレの親に見つかると すぐに運命が決められてしまうのでした。つまり この子たちは、袋に入れられて 口を絞められ 川に捨てられる。 そんな時代だったのです。

「ねこ」にかんすることわざはいろいろありました
①猫にこばん・・尊いものでの関心のない人にはさっぱり役に立たないの意 

②猫が顔を洗うと雨・・直接には無関係 毛は暗がりを歩いたり物を探ったりするのに            たいそう重要なこと毛にゴミが付いていては困るとの意

③猫が肥えれば鰹節がやせる・・片方に良ければ片方に悪いとの意

④猫が出たがる時には地震が起こる・・ナマズのように地電流を感ずるのかも、外国で                   は活用しているの意

⑤猫にもなればトラにもなる・・相手次第でおとなしくもなり、荒々しくなるの意

⑥猫のしっぽ・・なくとも構わぬもののたとえの意

⑦猫の魚辞退・・本心を隠し上辺を飾るの意

⑧猫は三年飼っても三日で恩を忘れる犬とは反対で猫の  意志は強く利口だからの意

⑨猫は禿げても猫・・どんなことにも突飛な変化はあり得ないの意

⑩猫は虎の心を知らず・・つまらぬものは大人物の考えていることがわからないの意

⑪猫を追うより皿を引け・・根源を正しくすることが大切だと言うことの意

     「ことわざ辞典集英社」より

こうして書きだしてみて感ずることは 吉良の望む日常生活のアンビバレンスな精神構造が見えてくるようなきがしてきました。

 

今日も保育園で体を張って子どもたちと遊んだり 叱られた子が顔を埋めたり  鼻水を拭いてもらいに走り寄ってくる。オレは心を全開にして抱きしめ受ける。「せぇんせい・・・」というのがやっと!。オレは猫であり虎でもあるので 花が咲き 虫がいる 石ころもそこらへんに 草も生えている壁でいようと 心して子どもたちとすごしてきた。

 

霜月  つるべ落とし  いつの間にか日が落ち、真っ赤な夕焼けにはなぜか胸が締めつかれるようなほろ苦さが。散歩に出かけた子ども達が どんぐりがぽとぽとり 藪の中ころころり・・・

 

ではまた