【六白金星】高島易による9月の運勢

中宮には七赤金星、六白は「四緑木星、東南 巽にはいっている」四緑は風、柔軟、潜り込む、不決断、呼吸、利益、人間・長女、職人、遊び好き、自然・田園、林、洞穴、動物・蛇、鶏、魚、豚、身体・頭髪、気管、股。

植物の繁殖に一役買っている。

 

六白金星の9月は、気力 体力とともに十分、時には離れる。全身から力がみなぎっている。故に行動的で、やることが決まった途端に走り始める。グズグズしているのは「大嫌い」なのである。

 

新たな目標を思い立ち、そこへ向かっての姿勢や意思表示を示す。下半期の成績や売り上げを上げるように指示されたりもする。自分でも不思議な事のように感ずるほど、前向きであると同時に、9月はまとめの時期でもある。

 

本当に仕事のできる人は、この緩急をしっかり心得ている。(もののよってはかわすことも必要との意)。業務命令の内容やそれを推進する人の立場や状況を理解して、「これは壊れる」と動物的な「観」で判断すると「見限る」。9月は、進むべきか、離れるべきか を吟味し選択をして過ごすように。

 

生き方の高等戦術は六白の得意技である。 他の星はこのような六白の上司や先輩の在り方ををよく理解して、学ぶ的事は無理なく取り入れ、内容の深いものはゆっくりこなしていくと吉。9月の六白は、深いので、熟読玩味のこと。

 

吉日・・・1日 10日 19日 30日  注意する日・・・5日 7日 14日 16日 23日 25日 。

 

オレの上司に 六白の代表選手そのものの方がいらした。とても厳しかったが、課題はいつも深くそれまでの知識や知恵、直感力を必要とした。取り組んでいる最中でも新しい課題が入る。ゆっくり考えている暇はない。猶予は一日、直感に従いて仕上がりに向かう。再考を求められることもあるが、一回でパスする時もある。しかし大半は赤ペンが入り、頭を抱える。スピード感溢れる六白と 腐敗と再生そして風の要素も掛け持つ、五黄のオレには集中力となんにも感じていないボーーとした面と、やりはじめたら速い面が重なり合って、仕上がりへ全速力。

 

六白は繊細、極めて細かい神経(ミクロン単位で物事を測っているのです)思いがけない苦労や、人との関係が難しい面もあり、精神的な疲労感は大きい。周囲のものを手に取って眺めまわし、あれこれ考え、迷い、忖度して疲労感を深めてしまう。六白の星の元に「いのち」を与えられた方々は自分の使命を全うして頂きたい。

 

8月15日は「終戦の日」。オレも後生まれであるが、父は青春時代だったという。視力が原因で兵隊として行くことができなかった、配属されたところは、飛行機を作る場、兵舎はトイレから遠いところにあったので、往復するのは大変だったと言う。当時、兵隊に不合格するという事は「家」の恥であったといいます。菊の御紋を背負いて敵に突っ込んでいく。父は終戦後、工場のあった地に留まりたいと言う思いが強かったが、「すぐ帰れ」との、父親からの電報で、決心を変えざるをえない、そういう時代。

 

個人の気持ちや意志の実権は「父親」の手の中にあった。ギリシャ神話の一つ、「エディプスコンプレックス」息子が生まれた時、父は「自分の息子に殺される」という神託を受けた為、赤ん坊の時捨てられるが 成長したその後、旅にでた。このことが「神託」を現実にし、父王を殺し、母とは知らず結婚し 四人の子をもうけた王妃イオカステ(母)はショックを受け、自殺。残酷な事実を知り、エディプスは両目を潰してしまう。

 

この神話に似た人生を送った多くの人は 戦争と言う時代に翻弄され、この日を迎えたことだろう。  合掌。

 

     更年期終戦記念盂蘭盆会    風もよし病む人もよし糸瓜

     朝採りのガブリと食べるトマトかな・・・・・・オレは魔女

 

つづきます。