【一白水星】高島易による2019年3月の運勢

1 年齢・・・満2歳 満11歳 満20歳 満29歳 満38歳 満47歳 満56歳 満65歳 満74歳 満83歳 

 

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       2019年の年盤            2019年3月の月盤

 

2 3月の一白は中宮に入っている。水の意・生物を育てる・流転・職場を変えやすい・両親との縁が薄い・目標を一つに絞って仕事をするなどの意がある。中宮は静観の意がある。

 

3 3月の運勢・・・平素の努力で無事安全な月。周囲からの無理難題には冷静に応対し正論で押し通すことが大事。自分の身は自分で守ることが必要不可欠です。相手に指示をされる前に先を読み取って行動し、自分のペースを崩さない様にすること。精神的に疲れた時はまず休息をとる事。頭の中を整理して心の充電をして吉。

 

4 吉日・・・3日 6日 8日 15日 17日 24日   注意する日・・・2日 4日 11日 13日 20日 22日 29日 31日  。

 

5 中宮に入っているという事は、「動から静の生活へ」。つまり目の前の事を丁寧にやる事と言う意である。毎回思う事であるが、九星をこの世に生まれる宿命を果たした大いなる力と言うか 仕組み 運動と言うかに感謝申し上げたいと合掌します。

 

6 柔らかい明りの中、今は蛍光灯が主だが、気持ちを和ませるなら蛍光灯に赤き明かりを混ぜると効果的と本に書いてあった。和室は外からの明るさを直接取り入れず、襖を通り向けてから注ぐように設計されている。オレのお稽古の和室も同じであった。茶室はほのかに暗く、少し狭い空間にいるような設計になっていると想う。襖の張替は亭主にとり大切な心得である。和紙と言う個性的な波動もあるかもしれない。

 

人は「変身願望」なるものが本能的にあるようにおもう。三歳児は変身ごっこ・ヒーローごっこが大好きである。今の自分とは違う存在になりたい欲求のあらわれだろう。

 

白足袋はこの変身には欠かせない。和服を身にまとったとき、一本の紐によって体の部位を締め付ける。適度の圧迫は緊張をもたらし、これは「怪」となるから不思議である。鮮やかな着物の裾裁きは何ともエロス的であり、白足袋が薄暗い茶室の明るさを引き出し冴える心理を生み出す。TVでの時代劇で裸足のお侍は画面大きく撮られていることがある。女性は身分の高い人は白足袋で素足を覆い隠しているか裾を引きずっている様は品も良く、美しい。仕草と言う言葉が生き生きと感じられる。

 

露地・飛石・灯篭・蹲踞(つくばい)・雪隠なども備えて「茶の湯」の禅や呼吸など心理的要素をふんだんに盛り付けられていると知りながらも、個人の茶室までの道のりを変身させている師は少ないと思う。茶室があればおけいこはできると、高望みはしていないのだが、京都の茶室を見たときは「えっ」と衝撃をうける。オレの場合、京都に事務所を構える「師」の傍で働いていたオレの師であり 友人である人がいたから、ビッグチャンスだったのだ。そのころ彼の事務所は「九条家の改築」や「西本願寺の大修理」に関わっていた頃であった。ありがたい思い出の一つである。

 

茶室を「母性思慕・胎内復帰願望」の一つだという専門家がいる。そうかもしれないとしか言えないが、オレの場合たった一度だけ、「あっ!」と感じたおけいこ中の点前がある。それは「呼吸と点前が一体となった瞬間であった」こと。意識してしまうと、壊れて消えたが。そのころオレは就寝前に自己流の瞑想をしている時であったからだろうか。意識はしていないが人の行為には呼吸と一体となっているときは、体が動いているときで「無」に近い脳の状態のような感じで、大げさに言うなら幽体離脱状態なのかも知れない。

 

書道の書体には「楷・行・草」という字体がある。茶道も同様である。楷はよく見て点前の運びを覚える。先輩の点前を観ながらイメージを確かなものにし、おけいこの後、イメージトレーニングをする為である。体が覚えるまで繰り返すだけ。まさに修行、座禅のようなもの、自然に背筋が伸びている、渋れが意識されなくなる。行 に、いくには険しい道があり雲は見えない様。「割り稽古」・・帛紗さばきのみの練習などの基本的な事は先輩から手ほどきを受ける。

 

   花入れに芒たてたる点前かな    オレは魔女

 

つづきます。