【八白土星】高島易による8月の運勢

生まれ年・・・満8歳 満17歳 満26歳 満35歳 満44歳 満53歳 満62歳 満7 1歳 満80歳

 

八白土星中宮に入っている。中宮は五黄土星の宮である。五黄は、統合する、支配する、破壊するの意である。八白は「艮」山のこと。山はどっしり静かに止まっている。従来の事に終止符を打ち、新たに展開していく。「土」の働きの蓄積で終わりを示す。

 

八白は、変化、革命を起こす。堅実に仕事をする。相続継承の意をもつ。落ち着いて学びの時。親や師を大切にすること。

 

8月の八白は、内容が整わずに苦しい。他人はすべてうまくいっているのにと見ている。物事は思うように動かず、人は望むように動いてくれない。八白は悩んでいるが周囲はそれを、苦労なしに感じている。性急に進めない事。一度決めたとしても、何度でも、考えを改めることも大切。8月は真っすぐにいかない月だと、認識することである。

 

この原因はなんだろうと思っているだろう。それは「極め付きの頑固さ、融通が利かない」ことなのです。対処の仕方は「表情は柔らかく、言葉はやさしく」。この方法でかなり物事は進むはずです。

 

8月は恩師や先輩を大切にする月。恩師には「本」を持って挨拶に。今の自分にとって大切な学びがありそうです。相手の話を聞いて吉。

 

吉日・・・3日 12日 21日 23日 30日  注意する日・・・1日 7日 9日 10日 16日 18日  19日 25日 27日 28日 

 

『いそっぷ詩(うた)・・谷川俊太郎詩集・・小学館

        イソップさん

 

      イソップさん

   おなかはぶたで  あしならあひる くちはかえるで  はなはライオン

   あたまさんかく  いろはまっく  しゃべれば    もぐもぐくちごも

   せかいでいちばん もてないおとこ

   イソップさん

   だけどおはなしつくるの  うまかった  むしやことりや けものにたとえて

   じょうずにいきるすべを おしえた  いまもむかしも ひとはよくばり

   ギリシャもにほんも ひとはおんなじ

   イソップさん

   ひとのよわさを しりすぎて  ひとのむごさを いいすぎて

   えらいひとたち おこらせて とうとうさいごに ころされたけど

   つくったおはなし いまもいきている

 

俊太郎さんは1931年東京生まれ。詩、あそびうた、絵本、童話、翻訳など幅広く、ご活躍なさっている方です。オレも大ファンのひとりです。

 

俊太郎さんも語っておられるように、イソップ寓話は話の後に教訓がついている。

「もしもしかめよかめさん せかいのうちで・・・」という歌は日本で生まれた童謡かなと、勝手に思い込んでいる人も多いのでは ないのでしょうか!実は今から二千五百年も前、ギリシャに生まれたアイソポスと言う、奴隷が作者だと、伝えられているとの事です。イソップ寓話はいつの時代にも変わらない人間の、愚かさ、可笑しさを生き物に託して、今の時代までも生きている。

 

だからわざわざ、教訓を持ち出し、子どもの心に沁み込ませることもないのではと述べています。

 

ユング派の心理学者であった「故河合隼雄師」の著書の一つに 『昔話の深層』があります。ユングが提唱した理論を軸として、展開された昔話のみえない心の内を、垣間見たほんです。オレはただ、読んだだけですが興味深い本でした。

 

高野山での「滝行」の風景を放映していた。オレが育った地域にはあまたの滝がかかるところであった。姿は様々であるが、どれもみな、涼しい夏の眺めです。秋には紅葉、冬は雪と凍った滝の「たぎつ」を静めた光景は見事です。

 

   神にませば まこと美はし那智の滝   高浜虚子作   (那智大社の別宮飛瀧の御神体は、滝そのもの。)

 

次の九星は9月の運勢です。つづきます。