【子どもと保育園、保育士 】変化にきずかない振りという現実

人間は60兆の細胞によって生命が維持されている。大きくは「からだ」「こころ」にわけられている。人間たらしめる理屈は人それぞれである。アドラー心理学における全体像は次の通りです。①自己決定性(自ら運命を創造するちからがある。)②目的論(行動には、その人特有の目的がある。)③全体論(矛盾した心をもつ生き物ではなく、いろいろな面を内包して成り立つ存在。) ④認知論(自分流の主観的なとらえ方で物事を把握している。) ⑤対人関係論(あらゆる行動には、相手が存在する。)そして 「勇気づけ(自分や他人に対して困難を克服する力を与える)」「共同体感覚(居場所がある、信頼できる 役に立てると思える場で生きている感覚)」の軸がある。

 

世の母達は「望まれた出産」は36%、「意図しない出産」は36% 、そして「中絶」は25%となっている現実を知っていますか。望まれた出産が意外と少ないことに気づかされます。アメリカは「望まれた出産」は66%になっていて、日本の2倍近い。日本での「不妊症」で悩むカップルは10%~15%と言われている。

 

「なで?」だろうか。特に望んだ出産でないときは、協力体制がとりにくい、夫婦関係がよくならなくなる、育児ストレスが強い、などによって、自分の個人的な欲求を実現することが優先され、子孫を残すということは選択的なテーマになる。

 

公園デビュウをしたはいいが想像だにしなかった日本特有の「集団になじめない人はいじめにあう」、または耐える。すると子そだてどころか、孤立の不安が子どもに向けられることになる。 園でもいます。衛生面 食事 タッチケアが不十分なままの生活の子どもいます。3歳未満の子どもは心配です。4歳以上の子は、周りから冷やかされたり 指摘を受けたりすることもあるので、親に訴える事も出来る。オレは1歳じクラスを持った時、毎日のように沐浴をする、着替え、時には洗濯、こまめなおむつ替え、等々を続けたことがある。(この時も園自体の取り組みとして進めることがポイントになる。)あつくなり過ぎて保護者の方と喧嘩腰になったときもあるほどです。(この時、最も大事なことは、園長 保育者間の相互理解に努めているか?です。)

 

今「育児中の親には気楽なたまり場、其処へ行くと辛さをわかってくれ、同じ悩みを抱えた人もいる、うまく愚痴をこぼしたり励ましたりできる「たまり場」が緊急に求められていると考えます。家庭や園での虐待やパワハラがあるとしたなら、母親 保育者個人だけの責任とは言い切れない側面があると考えます。

 

「子ども時代に受けた負荷」が親になったときに、問題点として持ち越しされるという問題があると、専門家も警鐘をならしている。

最近聞くことが少なくなった「アダルト・チルドレン」(ĀC)。オレの場合、川で拾われてきた子だと言われたことで、特に母との関係が今でも、無意識のどこかで「こっち」を観られているような錯覚になり、葛藤することもある。「いい子」を演じてきた一面もあり、逆に「いい子」にしていないとまた どこかに連れていかれるかもしれない、それならば、いっそのこと川に行って死のうと思うと、悲しすぎて涙が止まらず・・布団をかぶって・・眠ってしまう・・・。

 

ユングは「心は昨日や今日できたものではない! その年齢は何百万年を数える。と言い、人間の遺伝子を通じた、個体を超えたつながりの世界を可視化しようとした」。これに留まることはないであろうが、いつかオレ達にも理解できる「時」がくると祈ります。

 

「親子ストレス・・汐見稔幸著」「アドラー心理学・・岩井俊憲著」参考。

 

つづきます。 

布団をかぶり・・・そのうちに眠ってしまう。