保育編・・絵本

現ね在、保育園や幼稚園などに通っている子どもたちがいるのは あたりまえの時代になりました。核家族や女性の社会進出などの理由に寄りこと、「子育て支援」という役割も担う社会構造になってきたのです。

兄弟も少なくなり 地域にお友達や年齢の異なる子ども なぜか遊ぶ場所もあったとしても、多様な事情があり、楽しく安全に遊ぶ社会の機能が消滅しつつあるのが現実です。

「子ども社会」は地域の中にありません。

 

「故小此木啓吾」というフロイト学派の方がいました。

彼は著書のなかで(「視界ゼロの家族」)家庭はホテルのような役割をするようになる。と警鐘をならしていました。

「故河合隼雄」(ユング派の心理学者 日本で最初のユンギ二アン)は

「今家族とは?一体なんであろうか。家族というものは、家族のそれぞれにとって「情緒安定機能」を果たすものになっているだろうか。一般に、家庭というのは「憩いの場」であると考えるだろう。ところが、憩いの場どころか、家族で地獄の苦しみと言ってもよいほどの苦痛を味わっているのである。・・・」。

 

集団生活の中で、保育者に絵本をよんでもらう機会は大変多い。月刊誌配布として毎月絵本袋に入れてお持ち帰りもよく見られる現実です。これは園の方針のひとつであって、「どんな理由で選ばれたのか」説明をしてくれる園はどれくらい存在するだろう。

 

子どもにとって、真に心に響く絵本で、絵本そのものが子どもにとってかけがえのないものになることです。ヒーローの戦いだけの絵本に偏りすぎない事です。

お母さん お父さんと一緒にホットする時(眠る前とか)に読んでもらったとすると、集団生活でのストレス 寂しかった 会いたかった子どもの「情緒」も安定して スーと眠りにはいることでしょう。

 

学ぶ力・・・

①、言葉の力 (豊かな語彙を使う 考える)

②、言葉を繋げて文に仕立て上げる(思考する)

③、集中してお話を聞く。(学校に入ると聞く力が必要となる)

④、抽象的な思考力 想像力の育ち 

⑤、活字や本への興味 親近感 

⑥、知的好奇心など。多くの恵みが私たちの内に育まれることになります。

(「絵本のある子育て」より。)

 

年齢に沿う絵本や語りとよく耳ちしますが、保育士としても経験ですが、一歳児クラスの時「やまたのおろち」「かねこみすずの詩」「たにかわしゅんたろうの詩」などを読み聞かせていたのですが、子ども達はとても静かに聞いていた事を思い出しました。

やまたのおろち」はその時、瞬時に語り言葉を変えていました。

リクエストの多い絵本の一つでした。

 

「むかーしむかし、あるところにおじいさんと おばあさんがすんでいました。・・」

 

つづきます。